白夜行 (文庫)
メタローグ
前作「秘密」で、温かくて切ない物語を紡いだ東野圭吾が、今回は読む者の心を冷え冷えと切なくさせる。 1973年に起こった質屋殺しがプロローグ。最後に被害者と会った女がガス中毒死して、事件は迷宮入りする。物語の主人公は、質屋の息子と女の娘だ。当時小学生だった二人が成長し、社会で“活躍”するようになるまでを、世相とともに描ききる。2人の人生は順風満帆ではなく、次々忌まわしい事件が降りかかる……。当然ミステリーだから謎が隠されているわけだが、真相は途中で暗示されてしまう。しかし謎の存在などどうでもよくなるほどのスケールの大きさが読後に残る。(石飛徳樹)
--このテキストは、
単行本
版に関連付けられています。
出版社/著者からの内容紹介
19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。絶望の白い光の中、魂の荒野を行く男と女を、叙事詩的スケールで描く傑作ミステリー長篇。 (解説・馳 星周)
瀕死のライオン〈上〉 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
日本で初めて特殊作戦部隊を実現するために陸上自衛隊内に組織された“特殊作戦群”の指揮官である剣先巌は、少数精鋭でいかなる環境でもあらゆる任務を遂行する優れた戦士を一人でも多く作り上げることを目指し、常に苛烈な秘密訓練を行っていた。“特殊作戦群”正式隊員になるための教育・訓練課程にいる清田武も、当然のように肉体と精神がボロボロになる日々を送っていた。“特殊作戦群”同様に活動の一切が非公開である“内閣情報調査室”で29年間にわたり諜報活動に従事してきた真中紘太は、定年を数カ月後に控えたある日、韓国情報機関の幹部キムから北朝鮮の陰謀の端緒を掴む。彼は、その計画が日本人を“隷属化”するためのものであり、また総理周辺にそれに加担するスパイがいると告げた。真中は若くして内調の朝鮮半島班担当参事官(キャップ)に任命された廣瀬由実子とともに調査を開始するが…。国家危機管理(『宣戦布告』)、公安警察(『ZERO』)、外事警察(『CO』)―衝撃作を発表し続ける著者が、三年の徹底取材を元に描くエンターテインメント小説の決定版。
内容(「MARC」データベースより)
日本で初めて特殊作戦部隊を誕生させるべく陸上自衛隊に組織された「特殊作戦群」と、同様に活動の一切が非公開である「内閣情報調査室」。その現実がここにある! 3年の徹底取材を元に描くエンターテインメント小説。
わたしの名は「紅」 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
黄昏のオスマン・トルコ帝国にしのび寄る、ヨーロッパ文明のコスモロジー。東西文明が交錯する都市イスタンブルで展開する細密画師たちの苦悩と葛藤を描く。歴史ミステリー小説、遂に上陸。国際IMPACダブリン文学賞、フランスの最優秀海外文学賞、イタリアのグリンザーネ・カヴール市外国語文学賞等を受賞。
内容(「MARC」データベースより)
舞台は黄昏のオスマン・トルコ帝国、東西文明が交錯する都市イスタンブル。細密画師たちの苦悩と葛藤を描く歴史ミステリー小説。32ヶ国語に翻訳された世界的ベストセラー。現代トルコ文学の代表的作家、本邦初訳。
プリズンホテル〈2〉秋 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
今宵、我らがプリズンホテルへ投宿するのは警視庁青山署と大曽根組のご一行。そしていわくありげな売れない元アイドル歌手とその愛人。愛憎がぶつかる温泉宿の夜は眠らない……。(解説・安藤優子)
内容(「BOOK」データベースより)
花沢支配人は青ざめた。なんの因果か、今宵、我らが「プリズンホテル」へ投宿するのは、おなじみ任侠大曽根一家御一行様と警視庁青山警察署の酒グセ最悪の慰安旅行団御一行様。そして、いわくありげな旅まわりの元アイドル歌手とその愛人。これは何が起きてもおかしくない…。仲蔵親分の秘めた恋物語も明かされる一泊二日の大騒動。愛憎ぶつかる温泉宿の夜は笑えて、泣けて、眠れない。
あなたに不利な証拠として (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
警官を志望する若きキャシーがマージョリーと出会ったとき、彼女の胸にはステーキナイフが深々と突き刺さっていた。何者かが彼女を刺し、レイプしたのだ。怯え、傷ついた彼女を慰めるキャシー。だが捜査を担当したロビロ刑事は、事件を彼女の自作自演と断じる。マージョリーに友情めいた気持ちを抱いていたキャシーだったが、どうすることも出来なかった。それから六年後、キャシーとマージョリー、そしてロビロの運命が再び交わるまでは…MWA賞最優秀短篇賞受賞の「傷痕」をはじめ、男性社会の警察機構で生きる女性たちを描く十篇を収録。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀短篇賞受賞。
内容(「MARC」データベースより)
警官を志望する若きキャシーは、レイプ被害者のマージョリーと出会う。だが捜査を担当したロビロ刑事は、事件を彼女の自作自演と断じる-。男性社会の警察機構で生きる女性たちを描く10篇を収録した短篇集。
ロミオとロミオは永遠に〈上〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
日本人だけが地球に居残り、膨大な化学物質や産業廃棄物の処理に従事する近未来。エリートへの道は唯一、「大東京学園」の卒業総代になることであった。しかし、苛酷な入学試験レースをくぐりぬけたアキラとシゲルを待ち受けていたのは、前世紀サブカルチャーの歪んだ遺物と、閉ざされた未来への絶望が支配するキャンパスだった。やがて最下級の「新宿」クラスと接触したアキラは、学園の驚くべき秘密を目にするが…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
恩田 陸
1964年宮城県生まれ。早稲田大学卒。1992年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作『六番目の小夜子』でデビュー。2005年、『夜のピクニック』で第2回本屋大賞、第26回吉川英治文学新人賞受賞。2006年、『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
UFO大通り (単行本)
内容紹介
御手洗潔、疾走(はし)る!
中編2作収録
「石岡君、象みたいにもたもたするんじゃない、こうしている間にも、人の命が失われるかもしれないんだ」
「これは極楽寺坂だ。鎌倉幕府が開いた切り通しを、今LPガス車で抜けていく。この道ができて1000年も経つのに、われわれの移動手段に大差はない。ぼくにジェット・ヘリを1機くれたら、日本中から迷宮入りの事件なんてなくなるのにね!」<本文より>
内容(「BOOK」データベースより)
「石岡君、象みたいにもたもたするんじゃない、こうしている間にも、人の命が失われるかもしれないんだ」。御手洗潔、疾走る!中編2作収録のシリーズ最新作。
カクレカラクリ―An Automation in Long Sleep (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
廃墟マニアの郡司朋成と栗城洋輔は、同じ大学に通う真知花梨に招かれて鈴鳴村にやって来た。その地にある廃墟施設を探検するためだ。だが彼らを待ち受けていたのは奇妙な伝説だった。鈴鳴村にはかつて天才絡繰り師が住んでいたが、120年後に作動するという絡繰りを遺してこの世を去った。今年はまさに絡繰りが作動するその年にあたるというのだ!2人は花梨と妹の玲奈の協力を得て、隠された絡繰りを探し始めるのだが…。
内容(「MARC」データベースより)
廃墟マニアの郡司朋成と栗城洋輔は、同じ大学に通う真知花梨に招かれて鈴鳴村にやって来た。天才絡繰り師によって、120年後に作動するように仕掛けられた謎の絡繰りとは? コカ・コーラ120周年記念作品。
月館の殺人 上 IKKI COMICS (コミック)
出版社 / 著者からの内容紹介
まだ見ぬ祖父に会うため、生まれて初めて鉄道に乗車する沖縄の女子高生・雁ヶ谷空海。雪の北海道を行く特別急行〈幻夜〉で、彼女を待ち受ける運命とは…? 未曾有のタッグで贈る、至極の鉄道ミステリ。
拒絶空港 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
昨年の『査察機長』(新潮社)からほぼ1年ぶりの書き下ろし長編となります。
今回は「通常の着陸ができない」「放射性物質が持ち込まれたかもしれない」という二つの条件で、コクピット、客室、そして会議室(組織)がどう動いていくのかが描かれています。組織小説的な利害の衝突や、巨大航空会社の内幕的な実情などなどが、元全日空国際線機長の目で語られます。
エンターテインメントとしてのおもしろさと同時に、航空企業情報小説としてもこれまでにない興味を与えてくれると思います。
横山秀夫さんの警察小説の航空会社版といってもいいかもしれません。
内容(「BOOK」データベースより)
離陸時に主脚タイヤがバーストしたパリ発成田のボーイング機は、胴体着陸の可能性とともに日本へ向かっていた。そうしたなか、パリから東京へ衝撃的な情報が入った。「ド・ゴール空港が閉鎖された、機内に放射性物質が運び込まれたらしい」もしも着陸に失敗して機が火を噴けば、あたりに「死の灰」をまき散らすことになる。一刻も早く降りたい「コクピット」と降ろせない「地上」、いかにしてこの危機を逃れることができるのか―。